「高機能自閉症」とも呼ばれるアスペルガー症候群

 

話し方が大人びている

アスペルガー症候群の子は、年齢にそぐわない大人びた口調で話します。それは言葉に感情をうまくこめることができないからです。

 

私たちは通常、言葉に抑揚をつけることで、その裏にある自分の感情を表現します。

 

しかし、アスペルガー症候群の子の中には、言葉の抑揚の意味を理解したり、言葉に抑揚をつけて自分の気持ちを表すことが下手な子がいます。

 

アスペルガー症候群の子にとって、言葉は事実をありのままに伝える手段なのです。

 

幼い子供が、「ママ、おもちゃとって」というとき、母親に甘えたい気持ちや一緒に遊びたい気持ちなど、様々な気持ちを込めるので、独特のあまえ口調になるのが普通です。

 

しかし、アスペルガー症候群の子にとっては、おもちゃをとって欲しいという事実を伝えることが第一であり、平板で大人びた話し方になることが多いのは、そうした理由によります。

 

言葉に感情をこめることが不得手である

 

アスペルガー症候群の子は、妙に大人びた口調やアナウンサーのような平板な口調で話すことがよくありますが、それは、言葉を気持ちや感情よりも「事実を伝える手段」として認識しているからです。

 

そのため、言葉の抑揚から相手の気持ちを推し量ることも不得手で、言葉に抑揚をつけて自分の気持ちを伝えることも下手なのです。