「高機能自閉症」とも呼ばれるアスペルガー症候群

 

「おむつ」はとれていないのに「本」を読んでいる

アスペルガー症候群の子供には、高い知能を持っている子がいます。文字、数字、記号などに強い興味を示し、正確に記憶する子もいます。

 

例えば、今年だけでなく前後1〜2年のカレンダーを完ぺきに覚えている5歳の子がいます。

 

この子は「何年の何月何日は何曜日?」と質問をすると数秒のうちにぴたりと当ててしまします。

 

例えば、子供向けの本で、「保護者の方へ」と書かれている細かい字のページを熟読している3歳の子供もいます。

 

このようにアスペルガー症候群には、非常に高い知能を持っている子供がいます。

 

しかし、この子たちは、トイレの強いこだわりがあり、家以外のトイレが使えないので、常におむつをしていたり、おむつがないと便が出ないなどの行動特性がみられました。

 

このように社会性の発達とその他の発達にばらつきがみられることが、アスペルガー症候群ではよくみられます。

 

知能と社会性の発達に差がある

 

「どこで排泄をするのか」という認識を獲得するのでは、社会性の発達によります。

 

おむつのとれないアスペルガー症候群の子は、「トイレは自宅にあるべきもの」「おむつをして用を足すもの」などと認識し、その考えが固定化してしまっているのです。

 

そのため、外出先にもトイレがある、下着を脱いでから用を足すなどという認識ができず、おむつが手放せなくなっているのです。

 

高度な知能と幼すぎる行動が併存しているといえます。